『英検® 準1級 予想問題ドリル』
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英検®準1級
英作文問題攻略法

英検準1級 予想問題ドリル

この「英作文トレーニング」は、4技能(読む・聞く・話す〔音読〕・書く)を使ってライティング力を身につけるトレーニングです。 トレーニングの問題、攻略法の解説は、書籍に掲載された内容をもとに再編集しています。

トレーニングの前に、英作文問題のポイントを確認しよう!

英作文問題の例題

  • Write an essay on the given TOPIC.
  • Use TWO of the POINTS below to support your answer.
  • Structure: introduction, main body, and conclusion
  • Suggested length: 120-150 words   

TOPIC

Should companies in Japan take action to reduce plastic waste?

POINTS

  • Cost
  • Environment
  • Excess packaging
  • Reuse

TOPIC を注意深く読み理解する

与えられた TOPIC について、しっかり理解することが重要です。たとえば「日本の企業はプラスチック廃棄物を減らすための対応策を取るべきだと思うか」という TOPIC の場合、「日本の一般的な人」や「環境問題一般」についてではなく、「日本の企業の対策」「プラスチック廃棄物削減のための対策」に焦点を絞って答えるようにしましょう。TOPICは、Do you think~? や、Should companies in Japan take action to reduce plastic waste? のように疑問文のものと、Agree or disagree : Companies in Japan should take action to reduce plastic waste のように同意か同意でないかを問うものがあります。

4つの POINTS から使う2つを決める

“Use TWO of the POINTS below to support your answer.”と指示されているとおり、解答には理由を述べる観点として必ず POINT を2つ含めましょう。また、語句は必ずしもそのままの形で使う必要はありません。品詞を変えたり、接頭辞や接尾辞をつけて変化した形を使用したりすることも可能です。
(例:fairness→ unfairness)
使用する POINTS を決めるに当たって、社会的・道徳的に優れているという視点からではなく、自分が書きやすい立場で、論理的に構成できるものを選ぶのもポイントです。

「序論」→「本論」→「結論」の形で組み立てる

解答は「序論」で始め、「本論」で論拠を2つ述べ、最後に「結論」で締めます。4つのパラグラフ構成で、本論のパラグラフは2つにするのが基本です。

序論(introduction):自身の立場を明らかにする
簡潔な1文で、できるだけ TOPIC の表現を言い換えて書きます。TOPIC は Do you think ~? などの問いかけか、Agree or disagree: ~ の形なので、Yes または No の立場、agree または disagree の立場で意見を述べます。
本論(main body):論拠を2つ述べる
POINTS から選んだ2つの観点を使って、自身の立場を支持する論拠を2つ述べます。2つの論拠にそれぞれ1つずつパラグラフ(段落)をあてて論を展開します。First「まず、第1に」、Second「第2に」といった表現を用いて述べるのがよいでしょう。解答例を見て、いろいろな論拠の述べ方の表現を覚えておきましょう。
結論(conclusion):自身の立場を再度確認し、提示する
自身の立場を再度述べます。表現のバリエーションを示すために、できるだけ TOPIC や序論の表現を言い換えて書きましょう。

120語~150語で書く

解答をひと通り書き終えたら語数をカウントし、120語~150語の範囲に収めるようにしましょう。また、多面的な意見は避けることが重要です。多面的な意見を持つこと自体はよいことですが、制限語数内で網羅しようとすると、1つ1つが浅い論拠になり、説得力のない英文になってしまいます。一貫した意見と根拠を示すことを意識して解答しましょう。

解答欄の記入例はこちら

25分で解く

英作文問題にかける時間の目安は「準備」+「英文作成」+「見直し」で25分です。

1準備(約5分)
TOPIC の内容を把握し、自身の立場を決めましょう。POINTS を確認し、論拠を2つ考えてメモをしましょう。
2英文作成(約15分)
メモを参考に、「序論」「本論」「結論」の形で書きましょう。
3見直し(約5分)
語数確認と、ケアレスミスがないかの最終チェックをしましょう。

最終チェックポイント

見直しの際には、以下の点を確認しましょう。

  • TOPIC に沿った内容になっているか。
  • 「序論」と「結論」があるか。
  • 本論では論拠を2つ書けているか。
  • 文章に一貫性があるか。
  • 適切な語句や文法、コロケーション(語句の結びつき)が使えているか。
  • スペリング、コンマ、ピリオドは適切か。
  • 語数は120語~150語になっているか。

評価のポイント

英作文は、内容・構成・語彙・文法の4つの観点から採点されます。TOPIC で求められている内容であることはもちろんのこと、論理的でわかりやすい流れや構成、適切な語彙・文法の使用が求められます。意味を曖昧にしか把握していない難しい単語を無理に使うよりも、誤りが少なく全体に読みやすい文章であることが重要です。

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