英検S-CBTについて
英検S-CBTは
パソコンを使って受験
するテスト
従来の紙(問題用紙+解答用紙)と面接によって行われる試験とは異なり、パソコンを使って受験します。
英検S-CBTでは、パソコンの画面を見て、マイクに向かって話したりマウスを操作したりしながら問題に解答していきます。ただし、ライティングは解答用紙への手書きかキーボードを使ったタイピングのどちらかを申し込み時に選択して受験することができます。
英検S-CBTの4つの特徴
英検(従来型)では一次試験合格者のみが別日に二次試験(面接・スピーキングテスト)を受験しますが、英検S-CBTではスピーキングを含めた4技能を1日で受けることができます。
英検には年3回の検定回がありますが、英検(従来型)は決まった日に受験するのに対して、英検S-CBTではそれぞれの検定回の中に複数の実施日があり、希望の受験日を選ぶことができます。
英検S-CBTの場合、同一検定回の中で2回まで同じ級の受験を申し込むことができます。
また英検(従来型)との併願も可能なので、検定回につき3回受験のチャンスがあります。
英検(従来型)と英検S-CBTの出題形式や難易度、合否判定の基準などは全く同じで、受験方式が異なるだけです。いずれの方式で合格しても、資格としての扱いは全く同じであり、生涯有効な資格としての利用が可能です。
※大学入試で利用する場合は、必ず各大学の入試要項をご確認ください。
英検®(従来型)との比較
- 受験できる級
- 1級準1級2級準2級3級4級5級
- 1級準1級2級準2級3級4級5級
- 受験日
-
希望の日を選んで年3回の検定期間内に
受験
それぞれ複数回実施がある
第1回:4〜7月
第2回:8〜11月
第3回:12〜3月 -
決まった日に受験一次試験・二次試験ともに
年3回の検定日は定められている
第1回:
5〜6月/6〜7月
第2回:
10月/11月
第3回:
1〜2月/2〜3月
- 受験資格
-
誰でも受験可能
-
誰でも受験可能
- 受験会場
-
全都道府県
自分で会場を選べる -
全都道府県
会場は協会が指定する
- 試験の順序
-
スピーキングリスニングリーディングライティング
-
リーディングライティングリスニングスピーキング
- スピーキング
-
PCマイクに向かって話す
-
面接※一次合格者のみ、後日
- リスニング
-
PCPC画面を見て選択肢をクリック
-
問題冊子 + マークシート
- リーディング
-
PCPC画面を見て選択肢をクリック
-
問題冊子 + マークシート
- ライティング
-
筆記型PC画面を見て
紙に手書きで解答タイピング型PC画面を見て
タイピングで解答※申し込み時に「筆記型」と「タイピング型」どちらで受験するかを選択する -
問題冊子 + 手書き
英検S-CBTの試験対策
相手がいない中で、一人で決められた時間内に話すという練習をしておく必要があるでしょう。また面接では解答する際に少し時間を過ぎてしまっても、言い終えるまで待ってもらえる可能性がありますが、英検S-CBTでは、制限時間がきたら解答を切られてしまいます。スマートフォンなどを活用して録音したり、タイマーを使って制限時間内に言い終える練習をしたりするのがおすすめです。
選択肢をクリックして解答するだけなので、特別な対策は必要ありません。ただし初めての受験では、PC画面の操作において戸惑うこともあるかもしれません。そうならないよう、あらかじめCBT方式で問題を解く練習をしておきましょう。長文をPC画面上で読み続けたり、クリックをして次の問題に進んだりする操作に慣れておくとよいでしょう。
「タイピング型」で受験する場合、キーボードを使って英文を書く練習が必要になります。スマートフォンのフリック入力などでの練習はなるべく避けましょう。慣れないタイピングではうっかりスペリングミスなどをする可能性もありますので、ていねいに取り組み、必ず見直しをしましょう。パソコンのソフト等によっては自動でスペリングミスが指摘されてしまいますので、それに頼らないで間違いに気づけるようにしておきましょう。
CBT方式で問題が解ける!